地縁団体 薗自治連合会

理事長 酒本 和彦

自助と共助の意識を高めること…

時代に合わせながら、古き良き伝統と地域の絆を守っていくこと。

 地縁団体 薗自治連合会の10代目 理事長をさせていただいております酒本 和彦と申します。

関係各位皆さまには日頃から地縁団体 薗自治連合会の事業にご尽力ご協力賜りまして誠にありがとうございます。

 

 高度経済成長時代、薗地区には約830世帯を超える方々が生活されていました。そして、その多くは長屋住宅に居住しておりましたが、隣近所同士の共助意識が高いとは言えない地区でもありました。

 そういった時代背景の中、住民自治や親睦のための地縁団体 薗自治連合会(以下、薗自治連)が発足した経過があります。

 その後、自主防災会を発足させたり、防犯パトロールなど様々な事業を行なってまいりました。

それらの様々な活動を半世紀の間継続した現在では、ようやく共助の意識も年を追うごとに実を結び始めました。特に、防犯や防災の取り組みに関しては、自治体からの評価も高くいただき、「他の自治会は、薗自治連の取り組みを真似してください」とのお褒めの言葉も耳に入るようになってきました。

 

 近所の子ども達がいけないことをしていたら、叱ることができる隣近所の関係にしたい…

 都会で生活をしている子ども達にも、生まれ故郷を自慢してもらいたい

 夏の盆時期には、ワクワクした気持ちで帰省できる故郷にしておきたい

そういった着地点をイメージしながら薗自治連は日々活動しております。

 そして、そのためには温故知新の意識が大切だと考えております。それは、伝統を大切にしながらも、時代に合わせた新しい考えも取り入れることが必要になってくると考えるからです。

 

 また、必ず来ると言われている南海トラフ巨大地震に備え、2015年には薗地区 津波避難タワーも完成させました。自助と共助の意識をさらに高めるために、継続した防災訓練や地域のバス遠足なども開催しております。今年度2018年には従来の防災訓練からさらに規模を大きくした「薗 防災フェス」を開催する運びとなりました。

 

 今後も隣近所との結びつきや、地域発信力をさらに高めていきたいと考え、この度、薗自治連独自のホームページも立ち上げました。自治体任せだけではなく自治会独自の発信をしているところは国内でも数少ないようではありますが、薗自治連は、地域の方々や地域外の方々とも意識を共有し、また、刺激しあえる関係づくりを大切にしていきたく思っております。

どうぞ皆さま、今後とも薗自治連合会の活動を温かく見守りいただけますようお願い申し上げます。